肘の痛み① テニス肘ってどんな症状ですか? (外側の痛み)
上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)症状
物をつかんで持ち上げる動作をする時に、肘の外側から前腕にかけて痛みが生じます。
特定の動作時に痛みが出る事が多く、安静時は痛みが出ないことが特徴です。
テニスを行っている方に、症状が出やすいことからテニス肘とも呼ばれます。
痛みの段階(目安)
ステージ1:なんか痛いなぁと違和感を持つ程度
ステージ2:痛みが広がり、動作後に痛みが残る
ステージ3:日常的に痛みが生じる
肘の痛み(外側)と原因について
原因・病態原因は十分にわかっていないとされていますが、多くは反復動作や強い負荷がかかった際に、肘の外側に付く筋肉や腱、骨膜が微細損傷し炎症が起こることで発症すると考えられています。
いずれも使い過ぎによる事が原因の一つのようです。
【原因となる筋肉】
・短橈側手根伸筋
・長橈側手根伸筋
・指伸筋 など
確認方法
・Thomsenテスト
・Chairテスト
・中指伸展テスト
予防や治療
・手首や指のストレッチを行う
・テニス肘サポーターを使う
・痛みが誘発される動作を控える。
・局所麻酔とステロイド注射
その他
・テニス肘 (外部リンク Medical Note)
・テニス肘はフォアハンド、バックハンドそれぞれで障害を起こす場所が異なります。
バックハンドは「上腕骨外側上顆炎」、フォアハンドは「内側上顆炎」
どちらもテニス肘と言われますが、障害される場所が「外側」か「内側」かにより、問題となる打ち方が異なることに注意しましょう。
その他、主な肘の障害
・肘内障(外部リンク Medical Note)
子供が腕を引っ張られた時に障害される。腕を下げたまま、動かさなくなる。
・肘部管症候群(外部リンク 日本整形外科学会)
主に手指にしびれ