医療法人社団 弘人会中田病院

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Column記事・コラム

スポーツ整形外科と競技復帰について

2023/01/13 11:22

スポーツ整形外科とは

スポーツ・運動の特性や外傷・障害についての知識やスポーツ医学に基づき、診療及び選手のサポートを行なう専門の診療科です。 当院では一般整形に限らず、スポーツ整形の外来診療や手術・術後の外来リハビリフォローまで選手の技復帰までサポートすることが可能です。

スポーツ整形外科、膝・足関節関節鏡手術
眞田 高起(毎月第1土曜AM)

スポーツ整形、肩・肘の障害
渡曾 公治(第2土曜AM・第4木曜PM)

スポーツ整形外科、膝・足関節関節鏡手術
眞田 高起(毎月第1土曜AM)

スポーツ整形、肩・肘の障害
渡曾 公治(第2土曜AM・第4木曜PM)

受傷から診察まで

どのようにケガをしたか?

いつ・どのように・何があったのか?

医師はその情報を一助に診断に必要な検査の選択を行ないます。

スポーツ外傷の場合では、靱帯や半月板などレントゲンには映らない・判断しにくい怪我の可能性があります。

場合によってはMRIなどの検査が必要となる場合がありますので、受傷機転はなるべく細かくお伝えいただく必要があります。

検査後医師が診断し、医師より治療方針・方法をご提示致します。

担当医と相談して頂き、治療方針が決まります。(強制ではありません)

手術を必要としない場合


まずは悪化を防ぐことが重要

炎症期間内はまずは安静(シーネやギプスなどの外固定)や免荷(松葉杖の処方)が主となります。

固定の除去や荷重開始となった時期からリハビリ開始となります(必要に応じて)
診察などで医師が確認させていただき相談し、運動の負荷量を調節していきます。
当院は外来リハビリを併設しているため、入院せずご自宅からの通院でリハビリを行う事が可能です。

 

一例:前十字靭帯損傷の場合 ※スケジュールは、ケガ状態や競技等により変更・調節します。

[大まかなスケジュール]

受傷・診断から2週間 
炎症期間は安静指示 松葉杖処方 練習

2週から3週目 
リハビリ開始 痛みの範囲内での関節可動域練習 低負荷での筋力強化練習 から開始 必要に応じて歩行練習や2次的障害(患部をかばったことによる痛みや姿勢の崩れ)の予防を行なっていきます。

2か月目 
ジョギング ステップ練習開始 

3か月目 
ノンコンタクト(非接触)プレーから徐々に復帰

4か月目 
状態に応じてゲーム(試合形式)・練習復帰

経過期間のみで判断すると再受傷に繋がる事もあります。
そうならないよう、医師・担当療法士が連携し、動作や筋力等評価したうえで段階的に負荷量を調節していきます。

当然、受傷部位の評価も大切ですが、何故けがをしてしまったのか・受傷部位をかばってしまって新たな障害を引き起こさないか全身的に評価をし、2次的障害の予防再受傷の防止に努めます。
評価写真挿入
 

手術が必要な場合

受傷直後から安静期間は保存療法と大きな変わりはありません。

お仕事や学校・ご家族様の都合や手術に伴うリスク・復帰に要する概ねの時期等含めて、患者様と相談のうえ手術の日程が決定します。

必要に応じて手術前より、リハビリを開始します。

手術前リハビリを行うメリット

①手術後スムーズにリハビリを開始出来る。
②関節が硬くなるのを最小限に抑える。
③医学的管理の元、必要な筋力強化を行える。

※入院までは保存療法と同様に外来リハビリの通院となります。

一例:前十字靭帯損傷 再建術 ※状態に応じて指示内容は変化します。

[大まかなスケジュール]
手術前日 入院

手術翌日からリハビリ開始

1日目から1週間 
装具着用にて歩行練習(杖または歩行器使用) 関節可動域練習 低負荷でのスクワットなど筋力練習

1週から2週 
退院 退院後は外来リハビリ通院 状況に応じて杖無し装具着用での歩行

4週間 
エアロバイク 自動車運転可能

6週間 
自転車運転可能 装具off (電車や人混みなどでは装着)

3か月 
ジョギング開始

4か月 
直線走行(全力の7-8割程度まで) ステップなどアジリティエクササイズ開始

球技はボール使用したトレーニング一部開始

5か月 
直線走行(全力まで開始 急制動や切り返しは要注意)

6か月 
ノンコンタクトで練習開始 (必要に応じて装具装着)

8か月 
フルコンタクトで競技復帰
 

まとめ

スポーツと切っても切り離せないのが怪我ですが、一度怪我をしてしまうと心理的に再発・再受傷を恐れてしまい、スポーツが楽しめない・やめてしまう(引退)という方もいらっしゃると思います。

受傷部位の治癒も当然大切ですが、何故けがをしてしまったのか・自分では気付いていない癖はないか原因を考える事も大切です。

また無意識的に怪我をしたところをかばってしまい別の個所を怪我してしまったり痛めてしまうケースもあります。(2次的障害)

リハビリでは上記の内容を一緒に考えサポートしていきます。

リハビリ・競技を行なうのは患者様・選手であり、我々はあくまでサポートにすぎません。

少しでも長く、競技を楽しめるように一緒に頑張りましょう!

当院リハビリの紹介

当院では、けが直後や手術後間もない期間に入院して頂く急性期病棟・受傷部位や体調の安定後自宅退院にむけて集中的にリハビリを行なう回復期病棟(リハビリ病棟)・退院後自宅での生活をしながらご通院いただく外来リハビリを併設しています。

各病棟及び外来に専属の理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が在籍しております。

外来リハビリでは、時期に応じた負荷量の調節や個別の身体状況に応じてプログラムの提案を行なっていきます。
リハ詳細はこちら!

院外業務としての活動

・野球選手のコンディショニング活動
・地域マラソン大会でのコンディションサポート活動
競技復帰や練習に応じてテーピングの実施・指導やインソール(入谷式オーダーメイドインソール)の作成(医師の指示にて)を行なっています。

インソールは入谷式足底板上級コース修了者が在籍しており、日常使用の靴のみではなくスパイクや競技用の靴でも作成可能となっています。またすべてオーダーメイドであり、測定から使用まで複数回評価させていただいた上で作成いたします。

また医師からの処方があれば捻挫や肉離れなどには創傷治癒目的にて電気治療器の使用など物理療法などでの対応も可能です。(最新の電気治療器カイネタイザー等使用)
低周波・干渉波組合せ理学療法機器 KT-108+|ミナト医科学 (minato-med.co.jp)

他院で手術・診察を行ない、リハビリは当院でという通院も可能です。その際には担当医からの診療情報提供書をご持参いただく必要があります。